ツバメは4~7月ごろが子育ての季節。お家の軒先やベランダ、玄関先に巣をつくっているところをよく見かけます。

ヒナが巣立つお家なので愛らしいといえばそうですが、建物の所有者からみれば、ふん害は悩みの種ですよね。
ただちに取り壊したいところですが、この時期はちょっと注意が必要です。タイミングを誤ると法に抵触する場合があります。

その法律は「鳥獣保護法」
この時期のツバメの巣だと、卵を産む前や、ヒナがが巣立った後だと撤去しても大丈夫なのですが、卵を産んでからヒナが巣立つまでは保護の対象となり、撤去を請け負う業者さんもこのタイミングを外しての撤去をすすめられます。

とかく、ふんや汚れで敬遠されがちなツバメの巣ですが、古くから日本では水田の害虫を食べてくれる益鳥として大切にされたり、ツバメの巣ができる家は繁栄するとか、火事が起きないというふうに、日本では縁起が良いものとされているようです。

撤去ができない時期は、縁起のよさや巣立ちの見守りの時期として温かく見守るのも一つの方法かもしれません。